ここは山上の湖。
外輪山に囲まれ、ようやく辿り着いた十和田湖は、
自然のふところ深い場所です。
かつては信仰の徒が、いまでは世界からの旅行者が、
神秘の湖をひと目見ようとやってきます。
「晴好雨奇」
もちろん晴れはよいが、雨もまた独特の趣がある。
中国杭州の西湖を見た宋の詩人、蘇軾は詠みました。
そしてここ、十和田湖畔休屋から見える湖は、
西湖と呼ばれます。
晴でも、雨でも、雪でも、曇りでも霧でも、自然はあるがまま。
天候に、季節に、優劣はありません。
その移ろいの中にこそ、
わたしたちは儚い美しさを見いだしてきたのではないでしょうか。
雨宿りでも、晴宿りでも。
「uqui」へ、ようこそ。